もう、電力会社に少しでも余分にお金を払いたくないから、アンペア契約を下げた。「節電に協力しなきゃ」ではない。私は引っ越すと最初にかならず契約を下げている。これで入居時の設定より半分となった。電気はそんなにもとから使う方じゃないけど、私はエアコンを我慢する、とかそういうことはしないから、ほどほどにね。
ようやくNHKにも「アンペアダウン」を呼びかけるNGOの話題が登場していたけれど、いまだにマイナーなまま(www.sloth.gr.jp/a-down/)。30年前からエコロジストには知られた方法なんだけどな。アンペア契約を下げると、電力会社はそれだけ普段から発電する設備を保有する根拠を失う。契約アンペア以上は電流が流れずに、各戸が停電するだけだからである。本気であれば、地域で大規模停電が怖いといって計画停電の脅しをかける前に、「おたくの契約アンペアを下げてはいかがですか?」と契約者に知らせることもできるはず。つまり大規模停電が起きる前に、小さな停電で止めてもらえばいいのだから。余分なアンペア契約を結んでいる人、事業者がたくさんいるから雪崩をうってアンペアダウンしたら、かなりの影響があるはず。でも、政府も電力会社も絶対そんなこと言わない。
昔から「でんこちゃん」のキャラクターを使うなど、電力会社は地球のために節電をしましょうキャンペーンをしてきた。いまも必死でアピールしているかのように見せている。嘘をつくのはいい加減やめてほしい。「原子力発電所で電気が発電できなくなると大変ですよ」「産業界はなりたちませんよ」「一律15%削減ですよ」と訴えることで、なんとか原子力発電の既得権益グループが延命を測ろうとしている。読売新聞は以前からカモフラージュをしつつ原子力発電推進報道をつづけてきたが、馬脚を現してなりふりかまわずに、「原発停止は日本経済の危機」論を煽り始めている。ほとんどのマスメディアは、この勢力の手先としてしか振る舞えていない。NHKの今日の原発討論でも脱原発派と推進派がいつものようにすれちがっていた。つまらなくて途中で止めた。NHKさん、まずは、「エネルギーの3割が原発」という間違った説明板つくらないようにすることから始めてください。無理無理動かして「電力の3割」を確保していると宣伝しても、1次エネルギーで考えるとせいぜい1割ですよ。いいかげんに勉強して区別つけてくれ。もしかしてわざと間違えた?だとしたら罪は重いなあ。いや、だからなんとでもなる範囲なんです。少し勉強したら誰でも理解できるから。環境統計集に少し古いけど「わが国のエネルギーフロー」http://www.env.go.jp/doc/toukei/contents/index.htmlっていうわかりやすい図がある。3割捨てている状態を減らす技術もすでに整っているんだし、再生エネルギー導入するのか?って大騒ぎしなくても、1割くらいすぐ減らせるって。この夏に猛烈に進む自家発電設備(コージェネ含む)導入で、いらなくなっちゃう前に、推進派があせって節電キャンペーンを煽ってる。はっきりいって迷惑。みんな素直に従い過ぎ。発送電分離せずに、高いお金を課して自家発電つくらせないことにして、一生懸命高い電気買わせられてる。消費者もいい加減怒ろうよ。
原発がほかの発電所とすごく違うのは、燃料費がほとんどかからないこと。だから、つくったらなるべく長いこと動かすと儲かる。だからって老朽化したものを酷使していいのか?遊園地なんかも設備つくったら動かし続けた方がもうかるけれど、それだとお客さんが来なくなる。原発はお客さんに見せるもんじゃないのをいいことに、動かし続けている。市場原理が全く働いていないのだから、規制する人たちが目を光らせないとだめなのに、事実上お友達でやってるだけ。
これじゃあ、どうしようもないのにもう「安全宣言」で動かすの?そりゃあないでしょう。首相の言っていることは最低限の話。なのに、マスメディアは相変わらず「ブレる」ってリークしつづける「経済産業省+財界+政治家」と首相周辺がせめぎあっているのでしょう。閣内不一致、ということを指摘しつづけるより前に、記者クラブに出入りして官僚となれ合って、当事者気取りを続けるのをやめてほしい。
規制でがちがちにかためて人々から選択肢を奪い、そして規制で守ってもらっているのにそのことを自覚もせず、自分たちが国を守っているんだというお門違いのナルシズムに浸る人々が、私は心底嫌いである。