久しぶりに気持ちのいい勝利。メキシコに4-0なんてさすがにそこまでは期待していなかった。うれしく楽しい気持ちでいっぱい。遠距離通勤帰りの疲労も吹っ飛びました。まあ、相手も若いしあまり強くなかったかもね。でも、ずーっと見てきた女子のサッカーだもの。ちょっとウルウルしてしまう。
パスワークはまだ完成系には至っていないけれど、スペースにワンタッチでつないでいくサッカーを女子であれだけやっている国はほかにない。ようやく女子サッカー界のバルセロナといわれるなでしこスタイルがみられたかな。男子のスペイン代表みたいな盛り上がりの中で優勝できることを祈ります。(パウル君2世を探していると言ってましたけれど.予測はどうかな?)
実際、バルセロナが中心となってサッカーのスタイルができているスペイン代表と同じ状況なんですよ。だって、ほとんどみーんなベレーザ関係なんですから。スタイルがそのまんまベレーザ。いまは所属がバラバラだけど。あれはわかりあってる人たちでやらないとできない。クラブのサッカーが基礎にあるから呼吸があそこまで合う。それに、代表の顔ぶれも固定化していて長いこと互いに知っている人が多い。岩渕だって普段から沢とやっていたわけで。こういうのは日本男子サッカー界は拡大したことでもうなくなってしまった。
だからこそ、すごく先行きは案じてしまう。バルサとちがって待遇がますますひどくなっているベレーザからは、今年から4人もの代表クラスの選手が移籍したし、福島のJビレッジで東京電力マリーゼは消滅。なでしこリーグの多くの選手は、アメリカのセミプロ以下の待遇かもしれない。ヨーロッパやアメリカで、お金をもらわずに代表クラスの選手がプレーしているという状況は、信じられないと思う。すでに何人もの若い優れた選手がサッカーやめたのを見てきた。男子がヴェルディのサッカーを中心にやっていた時代が終わって、どういうスタイルでやるのかずっと模索しているように、これから厳しくなるかもしれない。
いまサッカーを続けている選手はかなり根性入っている人ばかりだけれど、裾野は広がっていない。昔は日本の方が待遇がよかった時代さえあった。海外の待遇がそこまでよくなかった時代には日本と条件に差がなかったけれど、これからはいろんな面で格差が出て来てしまうのをとても心配している。
とにかくいまは、蓄積がある上に若手とベテランがうまく融合できた幸運な時代。日本の女子サッカーに歴史をつくってくれることを期待しています。